スクスタサービス終了に寄せて

 

2023年6月30日、スクスタこと『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』のサービスが終了します。

スクスタのサービス終了に際して、ある素敵なハッシュタグ企画が立ち上がりました。

 

#忘れない僕たちのデイズ

 

詳しくはこちらのツイートをご覧ください。

 

ラブライブ!シリーズの一ファンとして何ができるのか。

考えた結果、ブログという形で自分なりにスクスタへの思いを残すことに決めました。

お時間があれば、お付き合いください。

 

 

さて、先日スクスタの物語の集大成として第53章が実装され、その挿入歌として「KAGAYAKI Don’t forget!」がリリースされました。

まだ聴いていないよという人は、ぜひ一度聴いてみてください。

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虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会1stアルバム表題曲、かつスクスタのテーマソングである「TOKIMEKI Runners」が意識された楽曲に、虹ヶ咲のことを好きな人なら思うところがあると思います。

もちろん私もその1人です。

そんな大切な1曲ですが、私はあるフレーズが特に心に刺さりました。

 

いろんな季節の風を感じてきた僕ら
Ah どこまでだって走れるって Don't forget

「KAGAYAKI Don’t forget!」 / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 

初めてこのフレーズを聴いた時、自然と涙が流れていました。

涙が流れるほどにこの歌詞が刺さったのは、きっとこの歌詞にあるように、私もラブライブ!シリーズと「いろんな季節」を駆け抜けてきた「僕ら」の1人だからだと思っています。

 

μ'sAqours虹ヶ咲

そして、Liella!蓮ノ空、スクミュ…。

ラブライブ!シリーズも今やかなりの大所帯となりましたが、それぞれのグループにそれぞれの「季節」があり、私はそれぞれの「季節」をスクールアイドルとそのファンたちと感じてきました。

 

いまここで出会えた奇跡
忘れないで 僕たちの季節

それは僕たちの奇跡」 / μ's

 

大丈夫! いつだって思い出せるよ
駆け抜けてきた すばらしい季節を

「WATER BLUE NEW WORLD」 / Aqours

 

スクールアイドルと駆け抜けてきた「季節」はどれも輝きに満ち溢れていて、私にとってかけがえのない思い出になっています。

 

ただ、スクスタが始まるより前、この「季節」は決して交わることのないものでした。

今となってはライブ、ラジオ、生放送、時にはSNSでも、グループの垣根を越えたキャラクターやキャストの関わりがあり、それが当たり前の光景になっていますが、かつてそれは当たり前のことではありませんでした。

μ'sからAqoursへのバトンタッチが行われた2016年〜2017年。

当時を知っている人ならあの時のピリピリとした空気を覚えていることでしょう。

これを書くのは少しはばかられますが、当時はμ'sはAqoursについて、Aqoursはμ'sについて、箝口令が敷かれているのかと思ってしまうくらい、しばらく誰も互いのグループのことを話題に上げることはありませんでした。

 

μ'sμ's

AqoursAqours

 

同じラブライブ!シリーズでありながら、全く別のシリーズであるかのように感じるくらい、グループ間の隔たりがあったように思います。(もしかしたらこれは私だけの感覚かもしれませんが…。)

それも当時の状況下では仕方ないことだったのかもしれません。

それだけμ'sという存在は大きかったので

 

そんな中、2017年9月21日に行われた「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル新情報発表会」にて"事件"が起こりました。

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』リリースの発表です。

そして、それと同時にもう一つの"事件"が起こりました。

μ's新田恵海さんとAqours伊波杏樹さん、そして虹ヶ咲のメンバーが同じステージに立ったのです。

それはもう衝撃でした。

当時の私のツイートがこちらです。

賛否はありましたが、私はμ'sもAqoursも好きだったので、純粋にただただ嬉しかったです。

ようやくこの時が来たのかと。

 

そして、来たる2017年9月29日、30日。

Aqours2ndツアー埼玉公演にて、スクスタのPVが公開されました。

 

μ'sAqoursがしゃべってる!!!」

 

このPVが公開された時の会場の歓声と、とめどなく溢れてくる言葉にならない感情を今でも鮮明に覚えています。

μ'sとAqoursが同じ空間にいて、さらには会話をすることなど、諦めるどころか、そんな世界が生まれるなんて初めから全く思っていませんでしたから。

それはまさに夢かと思うくらいの瞬間でした。

Aqoursのみなさんには本当に申し訳ないことをしてしまったという気持ちもありますが、あの瞬間は心から待望していた瞬間だったのです。

スクスタがなければ、この瞬間が訪れることはなかったかもしれません。

それぞれの「季節」が交わるきっかけを作ってくれたこと、そしていろんなグループが一緒に交わる「季節」を生み出してくれたこと。

それがスクスタの大きな功績であることは確かだと思っています。

 

 

それから、(色々とありましたが、)無事スクスタはリリースされ、虹ヶ咲を物語の軸としてμ'sAqours虹ヶ咲の3グループが紡ぐ物語が描かれることとなりました。

そこについては、もう他の方がたくさんのことを書かれているので、私が長々と書く必要はないでしょう。

メインストーリー、キズナストーリー、イベントストーリー、はたまた毎日劇場で繰り広げられるスクールアイドルたちと「あなた」の物語を通して、スクールアイドルみんなの成長を感じることができました。

 

そして、メインストーリー最終章となる第53章の最後を飾ったのは、初めに挙げた「KAGAYAKI Don’t forget!」です。

ここでMVのカットを見てください。

(画像はスクスタ Memorial Videoから)

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お分かりいただけたでしょうか。

そう、μ'sAqoursのMVを背負って、虹ヶ咲がパフォーマンスをしているのです。

ラブライブ!シリーズは様々なメディアで展開されているメディアミックス作品ですが、こんな思い切ったことができるのはスクスタしかないでしょう。

まさに「ALL STARS」を冠したこのゲームだからこそできたことではないでしょうか。

何より、スクスタで紡がれる物語を通して、別グループのこれまでの"輝跡"も一緒に背負ってステージに立ち、「いろんな季節」というワードを歌うことができるまで、虹ヶ咲という存在が大きくなったことが感じられたことも嬉しく、感慨もひとしおです。

虹ヶ咲の楽曲ではあるものの、ラブライブ!シリーズの「これまで」と「これから」も感じさせてくれるこの曲は、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』の最後を飾るに相応しい楽曲だと思っています。

こんな楽曲を最後に用意してくれたスタッフ陣には感謝しかありません。

 

 

最後になりますが、スクスタのサービス終了はやはり寂しいです。

それはスクスタが生み出してくれた様々なものが大切な思い出になっているからです。

だからこそ、私はこのスクスタと駆け抜けた「季節」を忘れないでいたいと思っています。

そして、これからもラブライブ!シリーズと、スクールアイドルたちとそのファンのみんなで、「いろんな季節」を駆け抜けていきたいです。

 

ありがとう、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』

 

 

(記録用)

・ホーム画面と一番お気に入りのカード

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・走ったイベント